DCプランナー

私の名刺には『1級DCプランナー』と入れているのですが、先輩社労士さんでもこの資格を知らない人が結構います。

まだ知名度が低い資格ですが、簡単に言うと企業向けのファイナンシャルプランナーのようなものでしょうか。

DCプランナーは、確定拠出年金(DC)制度に関する一定水準以上の知識を有する指導者、担当者を育成し、わが国における確定拠出年金制度の円滑な普及に資することを目的として日本商工会議所が創設しました。

年金制度全般にわたる専門的な知識に加え、投資やライフプランに関する知識までを併せもつ、公共性と専門性を兼ね備えた、企業年金総合エキスパートです。

DCプランナーは、年金教育の専門家として、年金制度全般にわたる正しい知識を普及・啓発する役割を担うとともに、新しい年金制度を適切に運営・管理する実務家として、法令を遵守し、加入者保護の視点から説明責任や受託者責任を果たす、といった役割が期待されています。

レベル

DCプランナーは、1級から3級までの3段階のレベルがあります。

要求されるレベル 育成対象者
1級 確定拠出年金やその他の年金制度全般、および金融商品、投資等に関する専門的な知識を有し、企業に対しては現行退職給付制度の特徴と問題点を把握のうえ、確定拠出年金を基軸とした適切な施策を構築でき、また、加入者等の個人に対しては確定拠出年金の加入者教育の実施と老後を見据えた生活設計を提案できるレベル。 企業の年金管理者

退職給付コンサルタント
2級 確定拠出年金やその他の年金制度全般に関する基本的事項を理解し、金融商品や投資等に関する一般的な知識を有し、確定拠出年金の加入者・受給者、確定拠出年金制度を実施する企業の福利厚生担当者などに対し説明できるレベル。 企業の年金担当者

金融機関の渉外担当者
3級 年金制度全般について概略の理解を有し、確定拠出年金の企業型年金および個人型年金の仕組みについて、概略の知識を有するレベル。また掛金の運用対象となる金融商品および投資に関する基本的な知識を有するレベル。 企業の福利厚生担当者

金融機関の窓口担当者

試験合格後に資格の登録を行うことができ、有効期間は2年間となっています。資格更新通信講座研修会等の受講を満たすことにより、資格の更新ができます。

受験資格

2級と3級は誰でも受験することが出来ます。1級は2級合格者のみが受験できます。

試験科目

試験科目は大きく4科目に分かれます。

A分野とC分野についてはかなり広範囲の知識が必要となります。

A分野 わが国の年金制度・退職給付制度
B分野 確定拠出年金制度
C分野 投資に関する知識
D分野 ライフプランニングとリタイアメントプランニング

試験日程と試験時間

試験は各級とも上期は9月、下期は3月に実施されます。

合格ラインは7割です。

1級

10:00 - 12:30 基礎編 四答択一式問題45問
13:30 - 15:30 応用編 記述式問題5題

2級

10:00 - 12:30 四答択一式問題45問

3級

13:30 - 15:30 四答択一式問題45問

資格登録制度

DCプランナー試験に合格しただけではDCプランナーと名乗ることはできません。

試験合格後、一定の期間内に日本商工会議所に資格登録申請をしなければなりません

この資格は2年間有効で、更新時には資格更新通信教育を受講する必要があります。

なお、資格の登録料は10,500円(税込)です。

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