年金記録の原簿となる紙台帳とコンピューター上の記録を突き合わせる作業が12日から始まる。今後3年半かけて、2013年度末までに約6億件の記録について照合を進めていく。
かつて市町村や旧社会保険事務所が管理していた紙台帳は主に手書きで、1980年代にオンライン化された。その際に氏名などの記録を写し間違えたことから、5千万件の「宙に浮いた年金」などの記録問題が発生。問題解決のため、紙台帳の記録をすべて調べ直すことになった。
紙台帳の記録は、重複分を除き約7億2千万件に上る。このうち基礎年金番号などが一致した6億件が対象。記録内容が合わなかった人には、早ければ年内に通知される。
自公政権では10年間かけるとしていた照合作業を、民主党は「4年間」と約束。今年度予算で427億円を充て、29カ所の拠点で委託も含めて約1万8千人を投入する。ただ、どの程度のペースで作業を進められるのかは、「やってみないと分からない」(同機構)という。 (朝日新聞)
この量を聞いただけで気が遠くなる。
4年で6億件ということは1年間に1億5千万件、一人当たり年間1万件の突き合わせを行わなければならない。
1日にするとだいたい400件。1件を1分程度で処理しないといけない。
それに基礎年金番号が一致していない1億2千万件の記録についてはどうするつもりなのか。